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「summer program©2018」 #1

来自:畠山 拓也    更新日期:2018/9/18    点击量: 4510

Takuya Hatakeyama:

你们好!はじめまして。畠山拓也といいます。
今日は自分についてとKMSサマプロ2018に応募した経緯を紹介させていただきます!


ぼくは九州大学大学院の志賀研究室に現在所属しており、北九州の人口減少地域のフィールドワークや、設計の勉強をしています。上海に来る1ヶ月ほど前まではSaint-Lucas Ghent校というベルギーの大学に1年ほど留学していました。そこで世界中人たちと一緒に設計したり、ベルギーの港町で生活したり(フランダースの犬の舞台となった町)、ヨーロッパ中の国を訪れたりしました。そこで次のステップとして、海外での実践活動を経験してみたいと思い、サマプロに応募しました。

もともと中国に興味がありました。私の生まれ育った神戸は国際色豊かな港町で、大きな中華街もあり、まちに中国の文化や人がいるのは自然なことでしたし、父が仕事で蘇州に住んでいたことがあり、ぼくもいずれ中国で仕事をするかもしれないとも思っていました。しかし、研究室の中国の方や、ベルギーでの中国人の友達から聞く‘中国’と、日本に住みながら知りうる“中国”との間に、リアリティのズレを感じていました。こんなに地理的に近く、文化も経済も歴史も影響し合ってきたのに、あまり多くを知らないということにフラストレーションを感じていました。技術が進歩して、インターネットが空間を結んでいるように見えても、本当に大事なことは、実際の空間に身をおいて、その場の空気を吸い、人と話し、生活することで、自分の価値観をアップデートしないと、わからないのかもしれませんね。。。


サマプロの面接では卒業設計をプレゼンしました。ぼくの提案は、震災によって多くが全壊した神戸・長田地区の区画整理によるバラバラな再開発に対して、都市に(試し履きの)回廊を埋め込むことで、現業である製靴業の再生を図ろうとしました。複数の既存の建築への介入と、新築することの組み合わせによって都市を変えていくことを目指した僕の提案は、所有が細分化され、権利関係が煩雑な日本では、実現はきわめて困難ですが、アンビルドだし、、卒計やし、、、勢いがだいじやろ、、エイッというふうに設計したことを覚えています。上海に着き、オフィス周りのKMSの作品群や街並みを見て驚きました。まさにぼくのやりたかったことだったからです。8号橋シリーズによる複数の建築設計を起点に、周囲にまで波及し、街全体が豊かな空間を獲得していました。建築設計によって、新たな街、ライフスタイルを生み出すということをぼくはあの時からずっと理想にしていますし、それをどのように実現されているのかをKMSのサマプロ期間では学べるのではないかと期待に胸をふくらませました。


*1 8号橋三期。KMSのオフィスはここ。都市から引き込むようなコの字平面。凹凸のある立面、テラス、ブリッジなど賑わいを創出する細かい配慮がたっぷり見られた
*2 万谷さんたちのつくる手すりにみんな肘を置く。仕事の合間に外に出てくる人たち



*3 同じ素材、同じ色みでも、模様や張り方はそれぞれぜんぜん違う。統一感の中に個性もちゃんとある
*4 8号橋四期 中央アトリウムに向かい合ういろんな企業。ぼくは入っている企業を全然知らないけど、ギャラリーのように幅広い廊下を巡っていくのが楽しかった。


*5 直接設計していない周辺のの学校のボーダーにまで波及した例、、おかげで気持ちのいい歩道に

*6 ファサードの素材の統一感がまちの空間を高め、アイデンティティを与えている






長々となりましたが、要するにサマプロ2018はぼくにとって、やりたいことの詰め合わせみたいな、ドンピシャのチャンスだったわけです。
そして結果、期待以上のいろんなことを経験できました。詳しいことは次回以降に。それでは再見!






*7 上海のある日。サマプロメンバーとオフィスへ