杭州 -Hangzhou-
来自:内藤 卓郎 日期:2019/9/19 点击: 5631
結果的な旅程は次の通り。
土曜日
朝:上海虹桥站→杭州东站 移動(高速鉄道)
昼:Raffless City Hangzhou→杭州威廉的太妃糖酒店 チェックイン
夕方:中国美術学院象山校区→杭州威廉的太妃糖酒店 宿泊
日曜日
杭州植物園
杭州东站→上海虹桥站 移動(高速鉄道)
Raffless City Hangzhou /UNStudio
https://www.archdaily.com/879869/raffles-city-hangzhou-unstudio
この複合施設は2017年に完成した杭州の新しいランドマークの一つで、ツインタワーと低層部のショッピングセンターで構成されています。
低層部の六角形の金属パネルや日除けのためのフィン。魚や河川といった浙江省らしい自然の要素を連想させます。眺望や日射量など環境から建物・表皮の形態生成や寸法変化が決定される点に好感が持てます。
杭州威廉的太妃糖酒店
湖の東側からmobikeを使って西湖沿いに30分ほどかけてホテルに向かいました。西湖周辺には豊かな自然が残されていてとても気持ちのいいサイクリング体験でした。
西湖の北西に、民宿が建ち並ぶ民宿街のようなエリアがあります。今回はそのエリア内のホテルを選択しました。
小さくて、cozyという言葉がぴったりな部屋でした。
角部屋のためバスルームにも窓があり、夕方前の暖かい日光に癒されます。
荷物を置いて、シャワーを浴びてからバスで美術学院へ向かいました。
中国美術学院象山校区/王澍
2年ぶりの訪問です!今回は夕暮れ時を狙って行ってみました。浙江省の自然環境の一部として建物が配置される校区内は山水の世界のような美しさがあり、心が浄化されます。レンガ積みや屋根に並べられた瓦、コンクリートの打ち継ぎ箇所など人間の手仕事を感じさせる要素が散りばめられていたり、これらに植物が根付いて築20年程度の建物としては驚異的に自然に溶け込んでいたりと、建築家の強烈な意識が独特な環境を生み出してしまった様子を建物を通じて感じ取ることができます。
これらの建物群は技術的に建築を進歩させたわけではなく、むしろ技術によって解決できたかもしれない多くの問題を抱える建物群でしょう。採光や湿度の問題などはよく指摘されています。ただし、人間がどのようにして建物を建設していたのか・不完全な環境の中で人間がどのように工夫して生活していたのか等を示すことができる、十分遺跡に成り得るという点で、これは建築に貢献しているのだと思います。
夜宵
民泊街には飲食店も豊富に建ち並んでおり、夜遅くまで賑わっていました。夜風が涼しくて、せっかくの週末なのでテラス席で夜食を食べることにしました。
注文から30分ほど経って、セグウェイ的な乗り物に乗った方が道路からフェンス越しに料理を届けてくれました。(?)おそらくこの民宿街のどこかにセントラルキッチンがあって、そこで調理されたものが街中に分配されているのでしょう。よくわからないですが、中国なのでオーケーです。結果的に、焼き茄子と羊肉・牛肉串などを食べることができました。味はおそらく全国共通でしょう。
杭州植物園
ここでは、西湖周辺の保護された自然環境の中をのんびり散歩できます。
体長1m級の鯉がたくさんいる池です。彼らは何歳なんでしょうか・・・
観光客の皆さんも巨大な鯉に興味津々でした。
ここで、上海から抜け出して週末をのんびり過ごしてリフレッシュするという目的は十分達成されたので、高速鉄道で上海へ戻ることにしました。杭州东站は相変わらず很多人という感じで、一瞬で現実に引き戻されましたが。
浙江省の自然は本当に美しく、この静かで落ち着いた環境が都市部のすぐそばにある杭州は都市としてとても魅力的です。疲れた時、リフレッシュのためにぜひまた訪れたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。